素晴らしきテーブルメイトに捧ぐ |
3月2日、前日から激しく降り続いた雨も午前中には止み、まずまずの船出である。1ヶ月前に日本人のキャンセルがあって得た幸運の乗船券であるが、カードキーやボーディングパスに不備があり、ディナーまでの約3時間は慌ただしかったことを記しておこう。 |
私達(親子)のキャビンは6デッキ左舷中央に位置し、バスタブと大きな1枚窓があり、夕暮れからはみなとみらいの宝石を散りばめたような輝きに暫し時間の経つのを忘れた。2つあるメインダイニングのうちメディナレストランに近く、ダイニングカードで船尾のアレキサンダーレストランが指定されていたことに不合理を感じ、変更のリクエストを出した。後に日本人を集めたテーブルを用意していたことを知ったが、最後尾のレストランを利用するには階段を上がり下りせねばならず、3日の晩からは希望どおりメディナレストランで英国人と一緒の6人テーブルに加わった。 |
オーロラがどんなに素晴らしい船かは、使われている木材、大理石、そして美術品等を見れば大体わかるが、実際どこへ行っても乗客の間からは"good"とか"great"と言う言葉が聴かれた。そんな素晴らしい施設のひとつに、予約制のボルドーレストランがあり、8デッキのこのレストランに私達は予約を入れていた。こんな日に限って。 |