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“クラシカル”クルーズ |
同社のクルーズは簡素な一方、船内ではギリシャ料理やローカルショーを楽しむことができました。'90年代半ばになると、アメリカ資本の大型客船が次々と地中海に進出し、ギリシャの船と競合しました。 地中海を知り尽くしたロイヤルオリンピッククルーズ(当時)は、”オリンピックエクスプローラー”と”オリンピックボイジャー”という画期的な2隻の大型高速客船をドイツで建造し、従来2週間を要したギリシャ、トルコ、イスラエル、エジプトを1週間で巡る斬新かつ魅力的なクルーズを試みました。 ところが、中東情勢の悪化とその後の9.11テロの発生で、これらの船はすっかり活躍の場を失ってしまいました。配船替えも試みましたが、うまくいきませんでした。 アテネオリンピックを控えた'03年12月、新造船の船主であるグループ会社2社が倒産し、”オリンピアカウンテス”を加えた3隻が競売に掛けられたのは大きな衝撃でした。 |