トワイライトゾ〜ンの出口は、廃駅の中であいもす。
ゆくさ、おさいじゃした。 今から四半世紀程前、薩摩は城山の麓に、一組の老夫婦がちっと風変わりなYouth Hostelを開きもした。 風呂は五右衛門、トイレは板囲いに松葉を敷いただけ(小用)、夜になうと紙芝居が始まい、キャンドルサービスならぬ、行灯サービスが行われもした。 日置駅発鹿児島行”南薩線”列車、フォークギターを手に唄い、踊るヘルパー達。時には海の家で夕陽を眺め、”小鶴”の味を覚え、1升瓶を宅配便で送る(今で言うふるさと宅急便)こっもあいもした。 吹上浜の遥か彼方へと鳴り響く蛍の光!?日の丸小旗を振い振い見送ってくれる西郷さぁのようなとうさんと、かあさんのやさしい姿はいつまでも続きもした。
あぜ道の田の神さあと南薩線の心地よい響き、失われつつある南薩の風景