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April.28.2018

3年目の釜山


M/V Ocean Dreamは2015年8月より共用開始した釜山港の影島地区の新しいクルーズ埠頭に着岸、釜山駅までは無料のシャトルバスが運行された。

パスポート返却後、入国審査開始の案内に合わせ、4人でグループをつくり、ピースボートセンターのある辺りで待ち合わせた。

僕には過去の地球一周で心残りなことが幾つかあり、ひとつは、出航前日まで、当時難病を患っていた母の介護に時間を費やし、寄港地について下調べする余裕がなく、自ら計画、行動することを避け、癒しとなったてっちゃんに頼り過ぎてしまったことだ。

釜山に入港が決まると、船内で土城までの地下鉄とマウルバスの経路を調べ、Mちゃん、Bちゃんを誘い、アームレスリング全国大会優勝経験のあるアームさんも加えた4人で甘川洞へのツアーを組んだ。

甘川洞は、朝鮮戦争を背景に独特な階段式住居が建ち並ぶ、文化的価値の高い場所であることから、文化村とも呼ばれている大変美しいところであるが、日本人の姿は殆ど見ない。

甘川の再生プロジェクトには、持続可能な社会物語の著者であり、韓国を代表する建築家のスン・ヒョサン氏やアーティストが加わり、スタンプ地図(販売)と村企業(ゲストハウスを運営)の収益が、老朽化した住宅のリフォームや地元住民への福祉サービスに充てられている。

僕にとっては、3年前のPeace & Green Boatに於いて、母を連れて旅した最後の場所でもあった。

チャガルチに向かい地下鉄で移動するが、デフォルメされたフリーマップを読み違えて佐川という駅で下り、誤りに気づくも佐川急便と関連があるのではという囁きから、地上を彷徨った。(笑)

意味不明な行動のあとUターンし、水産市場を一通り見学の後、市場外の安価な店で刺身を中心としたコース料理(1人15,000ウォン)を食べ、釜山国際映画祭が最初に開催されたことで知られる、BIFF広場の屋台でおもいおもいにスイーツを購入、タクシー(4人集まれば、地下鉄より安価なことが判明)で船に戻り1日目を終えた。

  • 市場に並ぶホヤ

韓国ではホヤ(멍게조개 / モンゲ)を加工品や刺身として食べるようで、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故前は、日本の三陸産ホヤの多くは韓国へ輸出されていました。

大きい皿は鮮魚の刺身、サンチュやエゴマの葉に載せ、辛味噌で食べるらしい。海老の一口握りやワタリガニの天ぷら、煮魚、左奥がホヤです。(写真は4人前)

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