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May.09.2017

Peace Boat’s 92nd Global Voyage/ Returning home

帰国後1カ月はとにかく忙しく、感傷に浸っている時間は無かった。
12月ということもあったが、その中には、オーシャンドリーム号の見学会のお手伝いも含まれ、下船後も多くの92メンバーと関わり、話をすることが出来たのでマイナス志向に陥ることはなかった。
一方、古くからの親友のひとりは同じように高齢の親を抱えており、以前はよく彼の家に泊めていただいたりもしたが、母の亡くなったことを自分の親に知られるのを恐れてか、年明けから連絡が取れなくなった。
まあ無理もない。親を残して旅立つ理由など、人に分かる訳ない。
生命の限界を知り、互いに準備の時間をつくり、無力な治療から解放するには、この方法しかなかったのだ。

奇遇で、第92回クルーズには、僕と同じような余命知れぬ難病の親を抱えた若者と、帰国後すぐに肉親を亡くした若者が数名乗船していた。
比べてはいけないが、自分は親の夢をひとつでも叶えることが出来ただけ幸せであった。

やがて春が訪れ、第93回クルーズが南から戻って来た。
92から連続乗船した友人のひとりが、家に泊まりに来てくれた。いや、正確には、2人泊まった。
後日、その友人が再び家に来て、短い期間であったが、御衣黄桜を見に行き、次に日産本社グローバルギャラリーでレーシングゲームをした。
僕はやりたいことリストにあるジンギスカンを用意し、生まれて初めて2人でケーキもつくった。

庭に唯一残した年老いた梅の木が、今年も実をつけ、就職や学業復帰の便りも聞かれるようになった。

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