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January.10.2010

DINING SALOON (GRAND SIECLE)

デザートが運ばれると黒服がやってきて、「○○様、紅茶でしたね。」と声を掛けられました。
 
僕は前日までいつもコーヒーだったから、確認したのでしょう。
じつは僕は日常生活においては、夜はほとんどコーヒーを飲みません!
でもここのコーヒーは格別です!
加えてテーブル担当のフィリピン人のウェイターがいつも”おいしいコーヒーです”と言って持ってきてくれるものだから、ついコーヒーと口から出てしまうのでした。
裏では注文を受けた彼との間で、こんな会話があったに違いありません。
「あそこは今日は何(飲物)を注文してるんだい?」
 
ここでは乗船した晩、フードマネージャーとヘッドウェイターがゲストのテーブルをまわって挨拶を交わし、食の好みやアレルギーなどのリクエストを一人一人確認します。
例えばレアが基本の鮭は、ウェルでも焼いてくれます。
ヘッドウェイターはお客様の表情や動作を見逃さず、満足出来ない場合はすぐに新しいものに交換します。
 
ゲストはまずドリンクのリストより食前酒を選びます。
そして最初のオードブルをその彩りや器を楽しみながら味わいます。
 
バンドによる生演奏が始まり、満を持して美しいプレートに盛り付けた料理が登場します。
 
料理の出るタイミングも一人一人の進み具合をよく把握し、同じメニューでも一品一品吟味され非常に手間が掛かっているのが感じられます。
 
クルーズ業界全体が一昔前に比べカジュアル化、単に料金の差だけでなく、このような格式を貫くには棲み分けもやむを得ないのでしょうね。
船内のドレスコードはカジュアルですが、さすがラフな装いでダイニングサロンのディナーに来た人は一人もいません。
Saloonは社交の場を表しますから(未就学児童不可)、皆様大人の場にふさわしいお洒落を心掛けているのでしょう。
海外においても、例えばユーロダムのスペシャルレストラン、ピナクル・グリルはその日のドレスコードが何であろうとフォーマルで来る人が圧倒的です。
もっとも、あちらは具体的に書いてますから、日本人は偉いです。
 
ここを利用する層というのはそういうことがわかっているわけですね。
僅か40席でしょ、誰も人には教えたくないですよ。
えっ?食事は皆でワイワイのほうが楽しいだろうって。
そう、ダイニングの違いは雰囲気の違いでもあるわけです。
 
‐1月9日 鳥羽出航時の夕食‐
珍味盛り合わせ
鮭中骨下ろし和え・粒貝の松前漬
小柱鮟肝和え・もんご鳥賊(いか)酒盗焼き
寒鰤(ぶり)の炙りと鮪(まぐろ)角造り
海老芋と阿波地鳥のオランダ煮
伊勢海老鬼殻焼き
鰈(かれい)の姿揚げ
昆布〆牡丹海老の砧(きぬた)巻き
吸い物 みすず菊花・三つ葉
香の物 野沢菜漬・柚子大根
御飯
生姜プリン
 
‐1月10日 新宮寄航中の昼食‐
なめこと長芋の短冊山葵風味
蓮根の挟み揚げ
鮪づけ丼。
吸い物 はまち・三つ葉
黒糖寒天あんみつ
 
※寄航中、船内で昼食を用意してもらう場合は朝食時に伝えておきます。

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