October.24.2010
Steamship Oceanic(2009-2012) /3
第71回ピースボート「地球一周の船旅」を前に横浜港大さん橋にて公開されたOceanicの近影です。
ペアタイプおよびシングルタイプの各カテゴリーに属する客室でupper bedが撤去(一部の客室を除く)され、壁紙が新しくなりました。
バスルームがシャワーブースとトイレブースにセパレートされたペアタイプの幾つかの客室で、タブが設置されました。オリジナルのものに比べ日本人好みの深いタブです。※1)
今回はピースボートの柱である国際交流の取り組みや語学学習などの船上プログラムについてもお話を伺いました。
水の使用量の増加は、結果的にトラブルを引き起こし、Oceanicの引退を早めたのではないでしょうか。
かって飛鳥Ⅱに於いても就航直後に、大量の水が消費され一部の客室(バスルーム)に逆流して溢れ出る事件がありました。
アメリカ人の一日の水の使用量と比べ日本人乗客の使用量は倍以上あるそうです。
人々が異変に気づいたときは、既に手遅れでした…
さらに因果関係は定かではありませんが、本船は蒸気タービンを使用した最後のPassenger shipとして知られ、蒸気バルブの破損等が生じて技術者の派遣に難儀したことは想像され、第75回の地球一周(2012年5月帰港)がPeace Boatとしての最後の航海になりました。
(2014年11月編集)
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