October.21.2013
Cruise in Japan /Day 6, 7
Sunday, October 20th 2013
Day at sea
本日のLunchはJapanese Buffetと銘打っていますが、noodleもsushiも全てがFrench chefの創造する日本料理です。
乗客の中には日本つうもおり、巻き寿司のネタであるマグロや蟹をオードブルのように摘まむ人もいました。
このような異文化料理やあり得ないJapanese Dance ※3)は、Americanizeされていない昔の地中海では他の船でも見ることができました。(Internationalに個性が薄れていく時代に於いて貴重であります。)
13時頃関門海峡へ差し掛かり、右舷に北九州の製鉄所、門司のレトロ建造物群、左舷に巌流島を望む。
14時頃関門橋の下をくぐり抜け、国東半島姫島を望み日没を迎える。
催しが少ないという声も聞かれたが、私はそうは思わない。
この船の乗客の多くは、イベントに振り回されることを望んでいない。
但し探究心は旺盛で、日本がテーマのレクチャーには常に多くの人が関心を寄せていた。
本日は、明日広島を出航後の瀬戸内海で見えるであろう星座についてのレクチャーと、Head chefとpatissierによる料理のDemonstrationが行われた。
今夜のショーはピカソ、芸術性溢れるオリジナルのダンスショー。
Monday, October 21st 2013 / Clear
Hiroshima, Japan
昨晩のJournal de bord(船内新聞)で6時45分から3Deck Main Loungeにて日本の入国審査があると案内されていたが、入港(6時)に若干の遅れがあり、30分程遅く始まった。
出国同様再入国も対面にて行われ、しかも外国人は二度目の指紋採取を受けなければならない。
先に下船していたHさんに波止場公園内のInformation Centerからタクシーを手配していただき、原爆ドームと平和記念資料館を訪ねた。
広島の郷土料理で先ず浮かぶのは牡蠣であるが、ここでは新天地へ向かい、「ミシュランガイド広島2013特別版」で新たにカテゴリーに加わった”Okonomiyaki”を食べ、帰船した。
Excursion deskでは様々な具を重ねるように焼く広島発祥のお好み焼きの具材やソースの解説、食べ方を紹介した英・仏語の美しい冊子も配布され、好評であった。
大阪に向け2度目のCocktail Party&Gala dinner、そしてsuggest formalであるが、スマートにパーティーを楽しみましょうという意味であろう。
大きな荷物(スーツケース等)は下船当日の入港1時間前(朝7時)迄に用意すればよいから、大型客船のように前日から慌ただしくなることも夜の服装を心配することもない。
改めてこの1週間を支えてくれたStaffが紹介された。
食に対する期待が大きくgastronomic shipという名が独り歩きした感がなくもない。
トーストしたフランスパンの香ばしさや毎朝アレンジされる卵料理、厳選されたサーモンの食感などに至福の時を感じた一方、Lunch BuffetのSoupが毎度French流のMisoshiruやOkayuであるなど、異食体験もあった。(笑)
Yacht cruisingは暮らしながら旅する形である点、究極のクルーズと言われる。
例えばカジノやディスコ等の娯楽施設を併設した船は乗るものであり暮らす場ではない。
非日常的な世界とはそういうものであろう。
※3)