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November.22.2013

Nipp●n-maru Presents「こうもり」/

今年も余すところ40日、にっぽん丸オペラの季節が近づいてきた。
次回演目は”こうもり”、1874年に作曲されたオペレッタであるが、大晦日の晩の出来事を題材にしていることから、ドイツ語圏では大晦日に演じられるのが恒例との事、明るい喜歌劇である。
Yokohamaところがこの「こうもり」は第3幕まであるので、場面転換をどのように行うのか興味を惹く。
何故なら第2幕はオルロフスキー邸(19世紀ウィーン)の舞踏会のシーンであり、カクテルパーティの演出がそのまま舞台になることもあり得る。
 
本年は食品の偽装表示や不正表示に多くの企業が関わっていたことが明るみに出て、社会問題化した年であった。今更ながら、サービスには適正な対価が必要であるということを痛感した。
サービスに対する対価の考え方は人それぞれ違うであろうが、原価割れのサービスなど消費者の妄想であって、まずあり得ないと考えるべきだろう。
クルーズに置き換えると、大幅にディスカウントされたクルーズは料金が安いにもかかわらず、クレームも多いようだ。
当然であろう。クルーズ会社はお客様から集めた資金によって食材を調達し精一杯のサービスに努めるわけだから、集客が思うようにいかなかったり、値下げを繰り返すようでは質の低下につながる。
日本船や外国船のプレミアムな会社ほどブランドを大切にしており、そのような値引きは行わないであろうが、アジアに配船された一部の船で、以前同じ船で体験したサービスと異なるという話は時折り耳にする。
まぁ、どの船がどうのこうのということではないが、米国ではここ数年、CDC(Centers for Disease Control and Prevention=米国疾病予防センター)の衛生管理検査にクリアせず改善を求められるクルーズ船が後を絶たないというから、このような厳しい検査のない地域では尚更食の安全は大きな問題であるとおもう。
にもかかわらず、クルーズリピーターの間で論じられるのはどこまで安く買い叩くことが可能かとか如何に人より良いポジションを手に入れるかなどの自己中心的な話題が多い。(笑)
Imageカジュアル船に乗ってもカテゴリーの上のキャビンに泊まり1泊4~5万円出すという人なら、ワンランク高い船の最も廉価なキャビンにスティするという選択肢もある。
 
にっぽん丸はCDCにおいて、日本船1位であることは勿論、世界でも高い評価を得ている。
さて、話題が横道に逸れたようだが、オペラのディナーは次はウィーンのテーマディッシュを予定しているそうだ。