April.25.2014
33 days until your next cruise!
’90年代、美しくユニークなコンピューター帆船をアジア、オセアニア地域に配船したCMや日本の沖縄からリーズナブルなクルーズをスタートさせようとしたStクルーズがアクセス手段であるフライトをうまく確保することができず、相次いで撤退をした。
僕が今回世話になるP社はクルーズ販売歴30年の実績があり、2003年には世界有数の旅行事業者であるJ社と提携し、フライ&クルーズを軸とした我が国クルーズ発展の基礎を築いた。
フライ&クルーズには無限に近い選択肢があるが、対する航空運賃がべらぼうに高い、或いは、クルーズ出発地点や帰港地点までのフライトの確保に難儀するという経験はないだろうか?
世界の海域における定点クルーズはもちろん、上下船地の異なるクルーズであっても、ベストフライトを手にすることと引き換えに、クルーズ販売のノウハウを提供して高いコンサルティング能力が求められる専門家の養成を試みた。目先の利益に捕らわれることなく、常に新しいことにチャレンジし、時代に即したクルーズを浸透させることに徹した元取締役のS氏は懐の深い人物であった。
P社はクルーズの販売を行うと共に ※クルーズ アドバイザリー制度(現在受付終了?)やセミナーを通じたクルーズの普及教育にも熱心で、交流を活かしお客様と社員双方を育て、ふさわしい商品を造成していく自負心を持ち合わせていた。
これどういうことかと言うと、ヨーロッパの5クラス以上にランクされるようなクルーズ船はお国のリピーターが多く、インターナショナルでもなかったからLuxury shipsに乗船経験の無い日本人はお断りなんてことも昔はあったんですね。
それで「この人は大丈夫です」と旅行会社が保証してくれるんです。(笑)
ベストフライトとは料金のみならず、移動に最も負担の少ないフライトが選択されることを指す。ターキッシュ エアラインズ(Turkish Airlines)は成田発の場合イスタンブールを経由してヨーロッパ各地とアクセスがよい。(トルコ航空にはエピソードがある。1985年3月、イラン・イラク戦争が激化、在留邦人のイラン脱出に当事の日本政府は法律上自衛隊機を飛ばすことが出来なかった。民間機も手配つかぬ窮地で、唯一日本と親交のあるトルコが救出に向かった。)
出航まで残り33日、group’s rate適用のためなかなかクルーズ会社より回答を得られなかったキャビンの割り当てがDiamond Princessの最も上の階にあるキャビンより更に高い位置(15-Deck)に決まり、現実味が増してきたことを実感する。
かっては海から遠い高層階は好まなかったのであるが、姉妹船のRoyal PrincessがSea・Walkという新しい目線を拓いたことで考えは変わりつつある。
※JOPA公認のクルーズアドバイザーとアドバイザリー制度はほぼ同時期スタートしている。自社社員にはコンサルタントより上位資格にあたるクルーズマスターを目指して欲しかったのではないだろうか。
尚、表題はPrincess cruisesからのメッセージで、Advent calendarのようなものである。
IMO | MMSI | ||
---|---|---|---|
Regal Princess |
9584724 |
310674000 |