February.24.2015
Peace boat-like cruise
ふじ丸や新さくら丸の時代のクルーズは、ゆとりこそあれ豪華を強調し贅沢を象徴するものではなかった。
中でも地中海クラブが運営するClub Medは、PBと似たような形態であった。
つまり正式な船員ではないGO(Gentle Organizer)と呼ばれるスタッフが船内プログラムを企画運営し、ときにはエンターティナーとなりディナーショーの舞台に立ち、子供たちにサーカスなどを教えた。
気難しい日本の老人はGOショーを学芸会レベルだとか批評したが、フランス人乗客は大変楽しんでいた。
イル・デ・パンのウピ湾ではピローグに乗りGOとピクニックなど、自然と親しむ企画が多かったが、筏のような丸木船に揺られ、ランチを広げるだけのツアーに参加するのは、殆ど外国人であった。
PBとの違いは、最初から手間のかからぬコンピューターで制御される2隻の美しい帆船(後に1隻は売却)を手にしたことで、PBも30周年を迎え、エコシップ建造の計画を持っているようだ。
このような有料のOPだけでなく、’90年代のアメリカン ハワイクルーズには、毎朝寄港した先の海岸を散策し、貝殻を拾い集め、環境を考えるツアーなどもあった。
Ocean Dreamのキャビンにはドライヤーが備えられているという、何か当たり前のような話だが、じつは’90年代初頭のクルーズでは、ドライヤーをレセプションで貸し出してくれるのはまだいいほうで、増える電力消費量に供給能力が追い付かない船も多く、また業界トップを誇るCarnivalでさえ、’98年に乗船したときはキャビンには石鹸ひとつしか置いてなかった。
いや、アメニティについては、’93年頃、北米に於いてPrincess cruisesでも、リクエスト ベースとしたことがあり、既にクルーズ客船によるゴミ排出が社会的問題になっていたと言ったほうがよいだろう。