April.27.2018
えっ、釜山
機関長より、急なメンテナンスが必要との報告を受けた運航会社の判断により、本船は昨日、航路変更を決定しました。
かっては船の安全はすべて船長の責任でしたが、通信技術が発達した現在は、船と陸上が一体となって安全運航に責任を持つこと(船舶の安全運航の管理)が、SOLAS条約により義務化されています。
南北首脳会談が行われる日、そんな歴史が動くかも知れない日に釜山へ針路を取ることになるなんて奇遇です。
残念なことに、「今、韓国を訪れることの意味」という昨日の講座において、観光情報をもらえると勘違いしていたのか、何名かの方が途中で退席されました。
朝鮮戦争は、東西冷戦(アメリカと旧ソ連)によって引き起こされた悲劇のように、何となく理解しているつもりでしたが、そもそも大日本帝国が朝鮮半島を支配し、関東軍が駐留していなければ、ソ連が北から侵攻する理由はなく、米国が南から上陸して領有を主張することもなかったわけです。
アメリカとロシアは、第二次大戦の終結後、日本軍を武装解除するという名目で、38度線で朝鮮半島を二分したのです。
日本では8月15日を終戦記念日としておりますが、終戦の日は国によって、また、何を以って終戦にするかによって、異なります。
そもそも、終戦という言葉は戦争を終えるという意味ですから、ドイツでは、敗戦と解放という表現が用いられ、植民地支配を受けた国からみた場合も、それは解放であり光復であります。
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