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November.10.2005

毎晩が肝試し?

日置-吉利間八幡神社の参道と交差する踏切があった地点から吉利側に向けたショットです。本当に”何もない景色”になっちゃいました(笑)
なんてつバス日置寺下または郵便局前から海側の坂を上がったところの旧国道沿いに日吉町の中心部があります。
と言っても代表的な建物は公民館と町立病院、そしていくらかの商店があるに過ぎず、日が沈むと道と畑の区別もつかないほど灯りも人影もなくなります。
モルタル塗りの平屋建てわずか9棟の日置団地を通り抜け、あみだくじのような農道を月明かりを頼りに進むと、国道270号線です。
この国道沿いに吹上浜YHがあります。20数年前、知覧整備に使われた1軒あたりの費用の約3分の1にあたる自己資金(100万円ほどかかったと聞く)を投じ再現した武家屋敷の門が印象的なYHですが、国道がカーブした地点にあるため、見逃してしまう人が多いようです。
このYHの前の国道を横断し、5分ぐらいで吹上浜砂丘に到達します。
夏は海亀が産卵に来ることで知られています。
本年5月1日に東市来町、伊集院町、日吉町、吹上町が合併して日置市が誕生し、11月7日には金峰町、加世田市、笠沙町、大浦町、坊津町が合併して南さつま市が誕生しました。

November.07.2005

歴史遺産

車両旋盤1907年、イギリス製の車両旋盤。
南薩鉄道加世田工場において使われてきたもので、現存する貴重な歴史工作物として財団法人日本機械学会より機械記念物の設定を受けています。説明書きもなく屋外に置かれているのはもったいないことです。
加世田にて

November.06.2005

八幡神社の通り

八幡神社八幡神社の参道と交差して踏切がありました。
この景色を見ているといまでも遠く、タイフォンが聞こえディーゼルカーがやってくる気がします。

November.06.2005

103号

キハ103鉄道廃止から10年後の7月、姿を変えた加世田駅の跡地に南薩鉄道記念館がオープンしました。
そしてキハ103号は食堂車に改装され、ぽっぽ亭という名称が与えられました。
しかし、それも長く続きませんでした。

訪れたとき、ぽっぽ亭は南さつま市々長候補の選挙事務所として使われ、
ぜんざいはありませんでした。(汗)

最新情報はこちらから確認できます。
http://6919.teacup.com/nantetsu/bbs

November.06.2005

結構レトロです

枕崎駅/線路側枕崎駅の本屋を裏側(ホーム側)から見たところです。
昔は中央の開口部に改札ラッチがありました。
駅舎内には枕崎市の観光案内所を兼ねて今も売店が残り、JR線や鹿児島交通のバス待ちの人に利用されています。

November.06.2005

なんさつ便り

南薩線を知っていますか?
 
かって薩南地方には大正~昭和の時代、文明開化の灯を運び、度重なる台風、災害そして戦争を経験しながらも、人々の生活を支え、希望とやすらぎを乗せて走り続けた地方鉄道がありました。
 
鉄道の中心的存在であり、本社のあった加世田の南薩鉄道記念館に、薩摩大崎駅開業(大正5年)頃の様子を伝える沿線案内絵巻が保管されています。
 
絵巻には、川内線の伊集院を起点として矢岳峠を越え、加世田に向かう線路がリアルな地形の中に描かれています。
鉄道敷設は、当時の土木水準からはかなりの難工事であったと伝えられています。
沿線の寺社が丁寧に描かれているのは、旅客誘致を意識してのことでしょうか。
そのうちのひとつ日置八幡は、日置五十二社の総鎮守社です。
 
伊集院-上日置間廃線後の鉄道用地は、将来の社会情勢による復活の望みを持って保全対象とされてきました。しかし最近10年では、土地の売却などが行われ、その遺構は急速に整理されつつあります。
 
川内線(鹿児島本線)に別れを告げ、神之川を越えて城山を迂回し、美山へ向かう薩摩街道と交差(立体交差)するあたりまで緩やかな上り勾配が続きます。線路敷きの枕木が撤去され、作業道として草刈もされております。(写真)
大田隧道に向かって勾配は徐々にきつくなり、小さな集落を眼下に見ます。朽ちた枕木が顔を覗かせ、焚き火の跡があります。
ここから先は以前の調査では土砂流失が確認され、最近人の立ち入った様子もありません。隧道はあきらめ一旦引き返します。
県道伊集院日吉線を迂回路とし、上日置駅手前で再び山に入ります。地名の由来である毘沙門天のとこまで行く事ができます。
 
最近、沿線の高齢化が進み、空き家が目立ってきました。一方、新しい生活を送る人達が土地を求め、新たな住宅開発も行われ、町は次第にその姿を変えつつあります。
 
枕崎駅本屋4月1日から鹿児島県内のバス、路面電車でICカード乗車券が使用開始されました。鹿児島交通では50,000円までチャージ可能な「いわさきICカード」を発行しています。
 
枕崎駅本屋昭和24年2月11日竣工。