March.21.2014
クルーズと保険
クルーズ旅行は数ヵ月~1年以上先を計画して予約する事が多く、何らかの事由により旅行を中止した場合に発生する取消料は一般的な旅行と比べ高額であり、経済的負担となることが考えられます。
取消料の発生時期や金額はクルーズの長さやシーズンにもよりますが、Princess cruisesで6泊のクルーズを個人で申し込み、56日前に取り消した場合はクルーズ料金の50%にあたる取消料が発生します。
海外のクルーズ会社の多くはキャンセル プロテクション(保険)の加入を奨めていますが、日本在住者がこれらすべてのクルーズ会社の保険に加入出来るわけではありません。
キャンセル プロテクションはクルーズの予約と同時に申し込むこと、補償期間は出航の72時間前までであることなど、加入出来たとしても問題があります。
旅行会社にとってもリスクの大きい海外クルーズを含むパッケージ商品には一般的にフライ&クルーズ旅行約款が適用されています。(本邦出国時または入国時に船舶を利用する場合など、適用にならないケースもあります。)
これは3泊以上の海外クルーズを含む商品に限りクルーズ会社の取消料徴収の実態に見合った時期に、クルーズの取消料率の2分の1相当以内の率で旅行会社が取消料を収受出来るようにした仕組みです。
具体的にはクルーズ会社の取消料規定がある時期においてクルーズ代金の50%であった場合、クルーズ船での泊数が全行程の50%以上のクルーズパッケージ(主催旅行及び包括運賃特約の企画手配旅行)での取消料は25%以下、泊数50%未満の場合は12.5%以下となります。
じつはフライ&クルーズ旅行約款には担保する保険の手当てが条件として付加されており、いわゆるクルーズ取消費用補償特約を販売店にて取り扱っていること並びに十分なリスクの説明が成されることが義務付けられております。
この保険、旅行キャンセル保険と似てなくもないですが、医師の指示で出国停止した場合も含まれるなど、より幅広い補償が特徴となっています。
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