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April.03.2014

嘘のような、本当にあった話

クルーズがいい理由はたくさんあるが、僕が今シーズン海外行くのは、こんな些細なことではないだろうか。

Princess Cruisesによる昨年(2013年)の横浜発着クルーズは日本やアジア地域に新しい時代を開き、概ね満足のいくものであった。一度に乗客約2000名が乗船するクルーズは欧米ではスタンダードであるが、船旅が大衆化することよりも、その大衆の質に諸外国との違いを感じた。

Golf Chipping into Poolは、その名のとおりチップショットにてプールに球を投げ入れることを競うゴルフゲームである。
Ocean frontならぬOcean floatな船上ゆえ、球がショット前にティーから転げて落ちてしまったところからこの事件は始まった。

先ず、ゲームに加わる3体のAlien(としておこう)のボス猿的なリーダーが、「はい、おわり。交代!」と甲高く一声を発した。
その不可思議な群れの行動は、同じことが何処かで繰り返されていると見るのが妥当だろう。
今日では多くの船上イベントにおいて優勝者に記念品が授与されているが、プレイヤーによりハプニングがあっても、明確にプレーと認めらる行為でなければreplayを勧めるのが紳士的であり、Cruise staffの判断は正しかった。

当然ながらSun Princess船上ではAlienが主導権を握ることに失敗、ヤジることで周囲を牽制しつつ存在を誇示した。そして典型的な群れの行動を見せる彼女らは、狙った記念品を手にして満足げに去って行った。

場面が変わり、初対面の方から、「あなた(船上)オフ会とかやりそうね」と言われたことも驚きであった。

話は違うが、昨年のSun Princessの船内明細書(copy)を処分しようと目を通したら、「寄港地観光、有料乗り物、シャトルバスの代金は全て、カーニバル ジャパンが徴収します」という但し書きが記されていた。
何故わざわざこんなことを書かなければならないのだろうか?

ひとつには、日本人はサービスを無料と考えている若しくは意識していないことが多く、海外でPrincess cruiseに乗船した方の中には、海外の料金システムと比較し、代理店が不当に利益を得ていると風評する方がいるからであろう。

コミッション(国内で契約の場合は消費税の対象)など税に関する問題もあろう。従来は個人が直に海外のサイトでクルーズや寄港地観光の契約を交わすことが可能であったが、恒常的に日本人を対象に日本をデスティネーションとするならば、消費税の問題が浮上したことは十分考えられる。

日本には税金や公共料金のシステムにみられるようにサービスの対価は受け手が公平に負担するものという概念があり、また国内に限ってはカボタージュの対象である。付加サービスを収入の一部とする外国船社と含まれないサービスは利用しない日本人の意識の差もあろう。欧米に見られるような船内での個人消費を見越した乗船料金の過度なディスカウントにはそう簡単に踏み切れないものとおもう。
 

 外国籍の客船が日本の港に来航し、食料や飲料の積み込みをした場合は、船内で消費されるために消費税がかかりません。(自国の消費税を外国人に負担させないという国際的な慣行があります。)
一方、日本船の場合は外変する(外国仕様に変えること、具体的には関税法第25条により出国審査と税関審査を受けて外航船に切り替えます)までは消費税の対象とされます。
別の言い方をすると日本から外国に渡る旅客は輸出免税になりますが、国内部分においては特例のない場合消費税の対象です。
また海外で現地手配された日本語スタッフ等は課税対象になりませんが、日本から派遣するクルーズコーディネーターや旅行会社添乗員は課税仕入れになります。

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Comments

いろんな方いますので、、、
クルーズには非日常を求めているので、自分は船上ではあえて他人とかかわらないようにしています。
自分の好きな時に起きて、好きな時に食べて、好きな時に寝て、、、

乗客とからむよりも夜、バーとかで仕事上がりの船員とかと話している方が楽しかったりする、、、

へきさま、いつもありがとうございます。

皆様が昼間観光に出掛けられている小樽で、閑散としたプールサイドのデッキチェアに寛いでいたら、いろんな方来ちゃいました。(苦笑)

オフ会が、オフラインでネットで知り合った者同志集まることを意味するということ、言葉の記憶すらありませんでした。

(編集済)

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