June.20.2014
European vacations with Regal Princess/ 6
Veniceに向け最終日の午後、チャリテイ ウォークがあり、寄付金の申し込み用紙がキャビンに配られた。
昨年、Sun Princess船上では参加しており、今回も参加したかったが、下船前日はレセプションが混み合っており、断念した。
Venice入港時刻は6月2日の午前4時と記されており、何故こんな時間に入港するのか疑問であった。
ひとつにはVeniceで全ての乗客が入れ替わるため余裕の欲しかったことが考えられるが、Giudecca Canalの通行は船会社にとってセールスポイントでもある。
となると昨年9月21日に起きた大型客船入港反対デモに関連してであろうか。
多くの人が期待したであろう、それに応えるようにCaptainよりSurpriseな計画が告げられたのは終日航海の日に開催されるPub Lunchの頃であった。
入港が今夜に改められ、22時過ぎにGiudecca Canalを通行することで調整が図られた。
夕刻キャビンに配られたLogには既に修正後の入港時刻が記され、客室TVをbridge cameraに切り替えた。
バルコニーから眺めるVeniceの街は、まるでミニチュアセットを並べたようであり、橋や教会などの歴史的建造物が幻想的な世界を創り魅了した。
一夜明け6月2日はイタリア共和国記念日であった。
Veniceでは入港したことを伝えるNewsも歓迎行事のようなものもなかった。
(Princess cruisesは5月20日にRegal Princessの伝統的な命名式を11月に北米で行うと発表した。)
Veniceにおける最近の研究では、ヴェネチア共和国が千年にわたりラグーナとの共存を図り海と陸地のバランスを保ってきたこと、イタリア統一後にこのバランスが壊れ、アドリア海の浸食が始まったこと、さらにGiudecca Canalを迂回するルートとして計画中のContorta-Sant’Angelo Canalにおいてはラグーナの一層のダメージを懸念する有識者の声があることなどが論じられている。
皮肉なことにこれらの知識を得る機会をクルーズに参加することで得る人も少なくないだろう。
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