June.06.2014
European Vacations with Regal Princess/ 1
Princess cruisesが次世代の客船と位置付けた新造船Regal Princessで過ごす1週間は素晴らしい体験であった。
居心地のよい船内施設や食の数々、美しい寄港地、3,500人以上という船客が過ごす巨大シップは乗船するまで不安もあったが、プリンセス側のコントロールはしっかりしており、プレミアムクラスの質の高さをうかがわせた。
近年の船自体を目的地とするテーマパークのようなクルーズ船とは一線を画し、Regal Princessのデザインは地中海に似つかわしくVacationを演出する一助であり、SeaWalkやWater Foundationなど、素敵な夜を過ごす仕掛けが多いことに気付く。
そして何より撮影を忘れ唸ってしまったのが7Deckにあるジュエリー ショップのSee throughで、紺碧の海とダイヤモンドの相性の良さは例えようがなく見る者を惹き付ける。
しかもこのジュエリー ショップの真上には巨大なリングを形成するSeaWalkがある。
クルーズにおける食事はある意味一種のイベントである。
Horizon Court(ホライズン コート)に設けられた特別なareaでCrab Shack(クラブ シャック)やFondue(フォンデュ)などのSpecial Dinner(要予約)を体験したり、Wheelhouse Pub(ホイールハウス パブ)やCrown Grillでpub lunch(パブ ランチ)する(終日航海日限定、予約不要)など、FormalなSpecialty Dining、お洒落なCasual Diningという概念に捕らわれず、楽しみたい。
さて、バトラー付きのスイートルームを選択したならばバトラーに希望するメニューやスパの手配などを一括頼めばよいのであるが、一般的には都度それぞれの場所に出向き、或いはダイニング リザベーション オフィスなどに電話して英語で予約を取らなければならない。
バトラーではないが、クルーズを熟知した添乗員であれば、周囲の空気や個々の船内生活リズムに気配りし、これくらいはコンシェルジェの如くこなしてくれるので、私たちはクルーズ中に多くの時間を得ることができるはずである。