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December.10.2014

祝 飛鳥Ⅱ横浜港出航300回

何れ程のクルーズ歴があっても、それが飛鳥Ⅱでなければ飛鳥Ⅱをリピートする人々からは価値のないものに等しいであろう。
飛鳥Ⅱに乗船することは、いつ頃からか定かではないが、人生の成功の証に例えられるようになった。
もっともショートクルーズが精一杯の小生には背伸びした船旅であるが、他船に乗っても飛鳥Ⅱに乗船したことを自慢する人が多いのはおもしろい。

夢のようなセレブが揃う豪華客船は既に存在しないにせよ、飛鳥Ⅱが自らプレミアムと称するクルーズのひとつが、財団法人日本相撲協会とのコラボレーションによる日本の国技をテーマにした「大相撲クルーズ」であり、およそ2週間前の九州場所で第48代横綱、大鵬と並ぶ32回目の優勝を成し遂げた第69代横綱、白鵬関を始めとする豪華メンバーと至近距離で接することのできる旅なんてクルーズ以外にあり得ないであろう。

本クルーズは飛鳥Ⅱ横浜港出航300回目に当たり、大さん橋国際客船ターミナル屋上で中村大輔船長、白鵬関、稀勢の里関、勢関、豊の島関らが出席した出航セレモニーがサプライズされ、また日本外航客船協会のクルーズ オブ ザ イヤー(2014)で優秀賞に選ばれたことは喜ばしいが、乗船前に朝稽古を見学するなどのオプショナルツアーは、足の悪い人は遠慮するようにとのご案内により、母を連れて参加することが困難と判断せざるを得なかったことは悔やまれる。

中村大輔船長は飛鳥通算8代目船長、クリスタル ハーモニー(現飛鳥Ⅱ)の誕生にはプロジェクトの一員として関わってきたという人物である。
mireaに本年1月17日掲載されたインタビューでは、男性はダークスーツ1着用意すればOKと語っており、やはり世界を知っている人はタキシードの良し悪しよりその人なりを見ているのだと感じた。(笑)

大きなケースを宅配でキャビンに送り、身一つで港に行くのもひとつの方法ではあるが、リムジンハイヤーで大さん橋ターミナルに乗り付けるのも悪くない。
但し、何故か日本船のときにはポーターがおらず、相変わらずスタッフが気配りして客の荷物を運ぶことはしない。(この点に関しては最近のにっぽん丸のスタッフはよく気配りしています。)
乗船の手際が悪いことは今に始まったことではないが、キャビン番号によっては普通に手続きしたほうが早いにも関わらず確認することなく車椅子利用者ということで長い列に並ばされ、しかも私の母を世話した係は、別の係がこちらを無視して中途で連れ去ってしまい、唖然とした。

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