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December.11.2014

大相撲クルーズ/ 1日目

にっぽん丸の客室数は202室、これに対し飛鳥Ⅱの客室数は436室あり、陸上の場合、超高級にランクインされるホテルの客室数は200室程度かそれ以下と言われているから、飛鳥Ⅱは特別な存在である。

何が人々を飛鳥Ⅱに惹きつけるのか、結して安くないクルーズ料金を払って人々が集まるのは、自分へのご褒美として成功者の仲間入りを果たしたい願望であろうか、それとも今はまだ成功してると言えないが、成功への手掛かりを求め、非現実的な世界を体験したいからであろうか。
ただの船好きとしてはどちらでもいいことであり、幸いにも自室のベランダから今日は飛鳥Ⅱ横浜港出航300回目の記念セレモニーを見ることができる。

乗船してすぐリドグリルへ行き腹を満たし、キャビンに戻り急いでRICCARDIの栓を抜き、セレモニーを見たあとは避難訓練がありセイルアウェイはパス、続いて5デッキアスカプラザで関取による鏡開きが始まるため車椅子が通行できるうちに移動した。
何故なら、避難訓練は7デッキプロムナードで行われたが、車椅子用スロープは後方しかなく、集合するときだけ訓練の一貫なのかボートステーションへ誘導され、終了すると人々を掻き分けスロープを戻らねばならなかった。
以前、避難訓練で風邪を引いたという話を読んだことあり、暖かくして集合するのが基本ではあるが配慮も足りない。
今まで最も合理的であると感じた避難訓練の手順は、1)屋内に集合スペースがあり決められた集合場所で点呼と説明を行い、2)その後各々の使用する救命艇に移動し目で確認する方法である。
プロムナードに溢れんばかりの人(750名)を滞留させるよりスマートではあるとおもうが、飛鳥Ⅱにはプロムナードの周囲に屋内集合スペースがない。

運良く鏡開きのポジションが横綱の側であったため、白鵬関より竹勺を使って、升に注いでもらった日本酒でクルーズの幕開けを祝った。
欧米から来たChristmasと日本の伝統芸能「相撲」、このアスカプラザをはじめ、このあと船内各所で不思議な光景を目にすることになる。(笑)
今晩のショーは「ホワイトクリスマス」、その後関取によるプレゼント抽選会が行われた。

※ 飛鳥Ⅱのパームコートでハープを弾く彫刻の作者、富永直樹氏は、この船が建造された長崎県長崎市のお生まれです。

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