« | »

December.11.2014

大相撲クルーズ/ 2日目

AsukaⅡ(飛鳥Ⅱ)Category A 1017朝6時相模湾、終日航海であるが天候は良くないため、水平線の太陽を探しに走り回ることもなく、まずはジャグジーで心身をさっぱりする。
日本船らしく、タブのお湯の溜まりが早い。
日本船は和食が食べられるからいいねとはよく言われるが、ルームサービスもまた世界の客船でこれ程手が込み見事な食器に彩られたBreakfastは無いだろうというくらい素晴らしい。
ふとデスクに目を向けると、「A Style」という名の船内誌(季刊)ができたようだ。(全キャビンにあるのかは調べておりません。)

午前9時よりギャラクシーラウンジで大相撲文化講座が始まり、櫓(やぐら)太鼓に続き髪結いの実演や決まり手の紹介があり、45分の休憩を挟んでからのセミナーではNHK大相撲ジャーナル編集長の緒方喜治氏(NHK元アナウンサー)が司会を務め、大相撲の今と昔や見所を解説、行司の式守錦太夫氏、美男呼び出しとして人気の高い利樹之丞氏を交え、読み上げにまつわる裏方話などで突っ込んだトークがありおもしろかった。

ただ、ふたつの催しの合間に荷物を置いて席を立つ方が多くおり、またデッキスポーツの幾つかが荒天で中止になったため、午後の親方トークショーでは開場前の早い時間から列を成し、この状態はその後メインの関取スペシャルトークショーまで続くことになる。
66歳という乗船者の平均年齢を意識してではないだろうが、親方の話は、現代っ子力士を育てることに熱が入る。

Lunchはとら河豚の薄造りにふぐ唐揚げ、宮城野部屋のレシピを再現したちゃんこ鍋や北海道滝川市で生産されているという白鵬米が食欲をそそったが、今日のように一日を殆どレクチャーで過ごし、運動不足に陥るとせっかくの和牛すき焼きDinnerも食欲が続かず残念なことだ。
当然海彦の寿司も夜食もパスする。(笑)
飛鳥Ⅱの功罪は、PREGOに於いてDinner timeにBeer(EBISU Asuka Cruise まろやか熟成 生)を無料提供しており、食前にビールという独自文化を生み出してしまったことであろう。

ディナー後(2nd シーティングの方はディナー前)に行われた関取のトークショーでは、勢関が船酔いを体験していたことがネタとなり、カラオケを披露、豊ノ島関が得意とするものまねで場を盛り上げるなどしたが、勉強熱心な白鵬関はクルーズの楽しさを知るとともに情報を収集、「今度はもっと大きな船に乗ります」と爆弾発言が飛び出し、関係者を慌てさせたことだろう。
活動的な若い関取陣はプライベートな時間でも積極的にクルーズを楽しんでおり、好印象を与えた。

深夜のMariners Clubへ、どの船もそうであるが有料の施設はそこそこ空いており、Laguna Trioの演奏を聞きながらクリスマス カクテルのHolly Nightをいただき過ごした短い時間が一番優雅で船旅らしかったかも知れない。

欧米では人気の高いカルチャークルーズは日本人には理解が難しいことが多いが、現在の相撲は天覧相撲により文化が継承されたものであり、このようなカルチャークルーズは多くの人に喜ばれるだろう。

Trackback URL

Trackbacks

Comments

お帰りなさい ♪

船上での大相撲活気的な企画、驚いています!
大好評の若大将シリーズ好きですが、色々とアイディアー
出しているんですね
にっぽん丸 はプラチナ、オペラ は素晴らしい初日からホーマルなんてお洒落を楽しむ人にも良いですね
それぞれ楽しみ方がはっきりしているのが人気なのでしょうか?
一月のオペラ申込みましたよ ♪ ♪ ♪

C ptain 七右衛門さま
ありがとうございます。

にっぽん丸のようにフォーマルにふさわしいテーマを提供されると、それなりの格好しようという気持ちになりますね。(笑)

オペラクルーズも3回目、過去2回乗船させていただいたので、まだ乗船できずお待ち頂いている方に譲らなくてはいけないとおもい、来年は申し込まなかったのです。

お土産話を楽しみにしております。

Comment





XHTML: You can use these tags:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>