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July.30.2010

Newにっぽん丸 /低気圧の中で

釜石出航直後に始まったディナーでは、食事の途中で席を離れる方が目立ちました。
海にうねりがあるためエンジンの振動がとくに大きく感じられます。
 
フェアウェルディナーは川野ゼネラルマネージャーの席に招待を受け、ソムリエ、田崎真也氏セレクトの赤ワインとにっぽん丸特製黒毛和牛ローストビーフをいただき、このクルーズ(VOY. №882)の感想など述べました。
ローストビーフは口の中でとろけるようです。
 
21時頃、ついに母もダウンし、北村英治氏(クラリネット)のコンサートを途中で退席しました。
 
とても朝食のオーダーシートをドアノブの外側に掛ける状況ではなく、翌日、様子をみて有料の寿司バーへ行きました。
 
これが大変旨く、母にも喜ばれました。
 
Newにっぽん丸の挑戦はまだ始まったばかりであり、ここに寄せたことは日々向上するにっぽん丸の一過程に過ぎません。

GSは客室としてはもっとも広くて採光が素晴らしく、最新のOS、Windows7が使える専用PCや自動給水式のブローバスなどふさわしい設備を備えております。
一方、徹底した省資源化と環境保全に取り組む姿勢は他の客室とも共通しており、上級客室ではオールインクルーシブが常識の邦船他社とは一線を画しています。
一例としてシャワーブースにはボトル・ディスペンサーを設置(DX以上の客室はイギリスの高級ブランド、Molton Brownです)、化粧品(男性用の場合、こちらはMENでなくAUSLESEなのが残念)はリクエストベースでの貸し出しになっております。
THALGOのアメニティの補充なし、ミニバーのミニチュアボトル廃止などあれっ?とおもうものもあります。
本来、知識、地位ある立場にあるはずのバトラー(外国人バトラー)が、往々にして他の者の指示を仰いでいたのは不思議な光景でした。
 
天候にもよるでしょうが、もともと乗組員エリアとスポーツデッキであったこれらの区画では、振動が気になりました。
とくに2日目、3日目の晩はベッドにおいても鼓動が感じられたので、アンケートにも書きました。
 
幾らかの改善して欲しい点はありますが、公室が増え、居心地の良い場所が増えたにっぽん丸はやはり素晴らしいです。

July.30.2010

Newにっぽん丸 /釜石入港

ここはLondonのsmalle Luxury Hotelでしょうか?
 
客室の扉を開くと、各客室前の廊下の低い手摺りには、この日積み込まれた新聞が掛かっていました。

天候によるスケジュールの変更はなく、朝8時釜石に入港しました。
 
船内放送で歓迎式典の知らせがありましたが、あいにくの雨。わざわざ左舷に見に行くこともなく、時折り出入港する漁船を眺め、客室で朝食を食べました。
 
地元の方々の船内見学が行われた10時過ぎには一時青空も覗き、スポーツデッキから見上げた赤いファンネルが鮮やかでした。
 
ひと泳ぎしたあと、街のカフェと遜色ない素敵なリドテラスで、ショコリキサー(CHOCOlixir)もいただきました。