May.29.2012
ドレスコード考/ フォーマル
海外、とりわけ欧州のほうでは、特別なPartyやceremonyの場面では年齢、性別を問わずformal wearできっちりと決めますが、一般的なクルーズはこれに当たらず、ゆえに日本に寄港した外国籍のクルーズ船に日本人が乗船したとき、何の理由もないのに夕方以降の服装が一様にTuxedoであったりすると奇異に映るわけです。
かってQueen Elizabeth2のGril Classでの大西洋横断は毎晩が華やかでしたが、必ず航海ごとにテーマが設けられておりましたので、クルーズに参加することは特別な時を過ごす意味が込められていたと考えられます。
例えば、1998年の大西洋横断のテーマには、ロイヤル・オーク・ファンデーション(英国の遺産)、ミュージカル・シアター、大西洋航路船(船の歴史社会)、フードとワイン、英国演劇などがありました。
現在でもラクシュアリーなクラスの客船が催すクルーズにはテーマのあることが多く、ひとつのフォーマル率の目安になります。
さて、去る25日に外航客船にっぽん丸の下期クルーズの発売が始まりましたが、その中で来年の1月、初の試みとして船上オペラが上演されることになりました。
ドレスコードは文句なしのフォーマルです。
このクルーズは連休を利用した2泊3日の無寄港でA Style Cruiseとかぶりますが、鑑賞の前後にドレスアップであくせくすることのないよう帰港時刻(14時予定)にも配慮がうかがえます。
ドルフィンホール2階には鮮やかなボックス席風シートがあり、S席(Suite)をreserveしてバトラーのエスコートのもと、優雅なひとときを過ごすのもよいでしょう。
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