August.03.2016
地球一周の夢に向けて-18
僕が小さいころ、心に描いたクルーズは、海を介して地球を知る、七つの海を渡り横浜に来航したClassic linerのような、冒険を伴う旅である。
我が家では夏はつけ蕎麦ならぬつけ素麺の日が多かった。
母の素麺はあまりにもシンプルであり栄養価が低く、そのため僕は素麺を遠ざけるようになった。
人はいつかは老衰し生まれた時に戻るらしい。
つまり、成長と逆の過程をたどり、食欲が減退、眠くなる時間が長くなっていく。
老化し、分裂を止めた細胞の中では免疫物質が数多く作られるということまでわかっており、これによりすべての説明がつく。
少量の茹でた素麺を氷で冷やし、めんつゆをかけると母は残さずに食べた。
栄養の不足を補うための付け合わせには、やはり箸をつけなかった。
ある晩の横浜Peace Boat Center、ポスターを携えて熱い思いを伝え、ファンの獲得に努めたメンバーが戻って来るのをオリジナリティー溢れる料理を用意して待っている、シェフもまたボランティアで「はましあい(定例会)」において、次回のシェフが決まる。
今日のメニューは豆乳スープを使った冷しゃぶ素麺と、なめこだれ素麺の二通りであった。
素麺なんて腹の足しにもならないとおもっていたが、これはバランスよく満足度が高い!
地球一周は一度きりのイベントではありません。
若いほど国や人種に捕らわれることなく、自然な形で同世代の人と語り合い、親交を深めることができるチャンスも多くなります。
航路上の幾つかの国や地域に、Ocean Dreamが届けるUPA(世界各地へ支援物資を送る活動)や交流を待ち望み、希望を寄せている人々がいるなどということは、自分が関わるまで想像することもありませんでした。
出航まで残り僅かです。
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