« | »

May.01.2018

ここは こうばる

佐世保入港、川棚町こうばる地区の、県営石木ダム建設現場に来ています。

もっと全国に知ってもらいたい、不条理なダム工事でふるさとを奪われる人たちのこと。

春には菜の花、初夏にはゲンジボタルの乱舞、夏には子どもたちの川遊び、秋には黄金色に実った稲穂の収穫………、こうばる地区には四季折々の素晴らしい風景が今でも残っています。
こうばるはまた、絶滅危惧種のカスミサンショウウオなど、貴重な生き物が生息するホットスポットです。

このように、日本の原風景とも言える美しい姿を留めているのは、皮肉にもダム計画により、45年の間、不要な河川整備が行われなかったからです。

今、美しい棚田や畑も、約半世紀前に計画された県営石木ダムの建設、推進により、水の底に沈められようとしています。

現地を見て不思議におもいました。
-. 川棚川の支流である、この小さな川をせき止め、治水ですか?
-. 統計では人口も取水量も減少を辿っていますが、ダムの完成時期に、水の需要予測が急上昇しています。

公共事業の裏で、犠牲を強いられている人びとがいます。私たちは未来に何を残すべきか、問われています。

Trackback URL

Trackbacks

Comments

今日、山田英治監督のドキュメンタリー映画、ほたるの川のまもりびとのプレイベントで、北海道の二風谷ダムが環境に与えた影響について、アイヌ文化研究家の貝澤耕一さんより、お話をいただきました。

国が100年は大丈夫と言ったダムが、7年で埋まりました。
ダムの周囲では、無造作に重機による木の伐採が行われており、土砂や流木が多く流れ込んだのでした。

水が堰き止められたことにより、ダム湖の中にはヘドロも堆積しました。
酸欠の水と泥の放流で、アイヌの人たちの主食である鮭の卵などが窒息、死滅しました。
生き物の住めない環境は、私たち人間にも影響を与えます。

※ 二風谷ダムは、先住民族であるアイヌの生活、文化を無視してつくられました。世界中の先住民族の中で、主食を獲る権利を奪われたのは、アイヌだけであるといわれています。

「すべてが無くていいとは言わないが、ダムが無ければ、放流で一気に水嵩が増し、流れたヘドロで川が溢れることもない。
堤防が無ければ、一気に水が押し寄せ、逃げ場を失うこともない。」

Comment





XHTML: You can use these tags:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>